中古バスを選ぶ際にはどのようなポイントを抑えるか
三菱ふそうや日野自動車、更にはいすゞと、バスを販売しているメーカーがあります。これらのメーカーについては、中古バスも登場しており、過去に利用している人が売却したことで、中古が出回っています。ただ中古というのは、通常のバスよりも色々な部分で違いがあり、新しい機能を持っているバスとかなり違いがあります。
名称などの違いにも気をつけておきたいところです。日野の場合はリエッセというバスが販売されているのですが、現在販売されているタイプはリエッセIIとなります。中古バスの中には、リエッセとだけ書かれているものもあるので、古いタイプが中古で売られていることもあります。
古い形式の場合は、ABSが非搭載だったり、モニター等による確認が取れないこともあり、新型よりも確認作業などが取りづらくなっています。特に安全性能の違いが大きなものとなっていますので、安全に運転したいと思っているなら、出来る限り新しいものを選んだほうが良いです。ABSくらいは搭載していたほうが良いですし、今後のためにもはみ出したときの対応がしっかりできるバスを選びたいものです。
メーカーの違いによって、中古バスに搭載されている機能も異なっています。三菱ふそうといすゞ、更には日野自動車は、昔から安全性能をしっかり考えて作っているのですが、取り組んでいるタイミングなどの違いによって、安全性能に違いが出ています。いすゞは比較的早く対応していることが多くあり、三菱ふそうや日野自動車が若干遅れて入るものの、最近の年代に販売されているモデルであれば安全性能は確保されています。
メーカーによる整備の違いに気を付けて選ぶ
中古バス選びの場合は、メーカーによる設備の違いにも気をつけながら、選んでおくことが大事です。年代も注意しなければなりませんが、古いものはどのメーカーもそこまで違いはなく、似たような機能を多数持っています。ここ最近になって販売されているタイプは、メーカーごとに特色が出ているので、3年前くらいのバスであれば違いを感じられるかもしれません。
特にいすゞは、前方の部分に安全性を高めるように作っています。衝撃というのは、かなり大きなものとなりますので、もしもの事故に対応して考えていくことも重要になっています。いすゞの場合は、衝撃を吸収できるようなボディ構成をしている他、剛性についても高くしているので、他の中古バスよりも運転手の安全性が確保されています。
ハンドルなどの固定についても、若干ですがいすゞの方が良いとされています。頑丈に作られていることで、ハンドルが壊れて制御不能になることがありません。最近のタイプだと、更に固定しやすい状況となっていますので、安心して利用できる良さを持っています。
三菱ふそうのメリットとしては、昔のタイプでもオートでスライドドアが開閉するような仕組みとなっていて、乗り降りは楽にしています。昔から販売されているタイプは、他のメーカーだと開閉を手動で行わないとできないものもありますが、三菱ふそうの場合は自動で開閉するように作られているので安心です。
更に、中型のバスが多く中古で販売されていることが多くあります。大型バスは他のメーカーのほうが多いかもしれませんが、中型なら多くのバスから選択することができます。少し前に作られているタイプなども見つけられるようになりますので、中型バスなら三菱ふそうを考えても良いのです。
大型バスを探すなら日野をまず考えると良いかも
日野自動車を考えている場合は、大型バスを探してみるのも良いところです。日野自動車の大型バスは、中古でも見かけることが多くなっていますので、中古で探している時に考えやすいところに良さを持っています。これからバスを考えている会社などで、中古を見つけたいと思っている時、日野自動車なら大きなものを見つけられます。
かなり昔のタイプも販売されている日野自動車は、予算を節約したいと思っているときにも便利です。リエッセの初期の軽視位などもまだ販売されていることもあり、送迎用として利用する場合には使いやすいかもしれません。新しいタイプも販売されているので、色々な選択肢を持って選べるところが良いメーカーです。
どれを選んだとしても隅々までチェックする必要がある
どのメーカーを選んだ場合でも、本当に動かすことができるのか、安全設備が正しく機能しているのかチェックしたいところです。最近はランプなどの点滅によって、本当に機能しているのか判断することも可能になっていますが、昔のタイプはわかりづらい傾向があります。ABSなどは、しっかり機能しているか事前に確認をしておくことが大事です。
新しいバスを購入する場合には、昨日の説明についても行ってくれますが、中古バスの場合は業者によって説明が異なっています。持っている機能について説明してもらっても、あまり参考にできるものが少ないかもしれません。説明をしっかり得られるようにしていることが大事ですので、業者選びについても考えてください。
機能の充実は、中古バスにとって大事なことです。メーカーごとの違いを感じているとしても、中古でも良い機能を持っていて、その全てを把握してから運転することが大切です。説明をしっかり聞くことができるようにしているメーカーを活用した方が、メリットを得られやすいのです。
様々な違いを感じながら選択できる中古バスは、メーカーによる違いもそうですが、業者によって持っているメーカーが異なるところにも気をつけてください。保有しているバスのメーカーが1つしかないと、選びづらいような気配があります。安全設備などの違いも比較できないので、できれば持っているメーカーが多いことを望んで業者選びをしてください。
オートマかマニュアルかしっかり確認
中古バスを購入する時に、一番期にしておきたいのがオートマチック車かマニュアル車かという部分です。マニュアル車として販売されているバスも多数ありますので、中古の場合は気をつけたほうが良いです。慣れている人ならマニュアルでも運転しやすいですが、不慣れな人がマニュアルを運転していると、色々なトラブルが起きてしまいます。
特に2003年くらいまでに販売されているものが、マニュアルを採用している傾向があります。三菱ふそうは多くのバスがマニュアル式となっていて、場合によっては運転しづらいように感じる人も出てきます。オートマチックを採用しているのは、その後に生産されているモデルになります。
メーカーによって、昔でもオートマチック仕様を採用していたところもあるようですが、中古バスはマニュアルが多いところに気をつけて、マニュアルでもミッションの数も確認しておくことが望ましいです。ミッションの数が多くなっていると、加速性能などにプラスとなり、場合によっては運転しやすいかもしれません。4速までしか入らないタイプも、中古バスの中にはあります。
マニュアルかオートマチックか、かなり重要なポイントかもしれませんが、販売されているバスは確認できるようにしているので、簡単に情報整理を行うことができます。わからない場合は業者の方に説明を聞いたり、中身を確認できればすぐに判断できます。他にもパワーステアリングなどが付けられているかチェックしたほうがいいです。
あらゆる機能を確認して、中古バスを選んでおくことが大事になります。中古の中には、昔の形式を採用していることで、少し運転しづらいように作られているものもあります。最新型と比較するのも難しいところですが、できることなら新しいものとの違いも感じつつ、値段などを見て考えることが望ましいです。