バスの豆知識-空調関係-バス車内の換気性能とは。各メーカー主要車種別

バスの豆知識-バス車内の換気性能とは。
乗客へ快適な車内環境を提供する為、バスには優れた空調機器が搭載されております。
コロナ過で注目されているバスの換気性能を各メーカー別に見ていきましょう。

⇩観光バス及び路線バスの車内換気能力一覧はこちら⇩
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※出典:国土交通省 ホームページ

■三菱ふそう

大型観光バスは約5分で室内換気可能。路線バスは乗降時のドア開閉で換気性能確保可能。

大型観光バスの室内換気に関しては、車両後方の強制排気(強制的換気)と自然換気を設定しており、「自動運転モード」では、室内循環と外気導入を自動切り換えで快適な室内環境を提供かのうです。「外気導入固定運転」では、約5分で室内の空気を入れ替えることが可能です。
マイクロバスにおいても約6~7分で室内の空気を入れ替えることが可能です。



路線バスのエアコンには外気導入モードが無い為、乗降時のドア開閉時換気で室内換気は確保されており、加えて三菱ふそうトラック・バス株式会社では、雨天時でも窓開放が出来るよう「ウィンドバイザー」を開発、これによってさらなる換気性能が向上しました。


※出典:三菱ふそうトラック・バス株式会社 ホームページ

■日野

大型観光バス「日野セレガ」は、「外気導入モード」時では、車両の前方と、屋根上のエアコンから新鮮な空気を取り入れることにより、おおむね5分で室内の空気を入れ替えることができます。
・「自動運転モード」時は室内の空気汚れを感知すると「強制排気モード」に切り替わります。
・デフロスタを「外気導入」にすることで常時換気が出来ます。


※出典:HINO Japan [official]

■いすゞ

【路線バス:エルガの場合】
換気性能を最大限に発揮させるためには、以下の機能を有効にお使いいただくことを推奨いたします。
・ベンチレーターファン(換気扇)の使用とデフロスターによる外気の導入を行って下さい。
(クーラー&ヒーターには外気導入機能はございません。前後2つの換気扇の出力を最大にし、デフロスターと併用下さい。概ね3分で車内の空気が入れ替わります。)
・車内換気には窓の開放が非常に有効です。気象条件等により、制限される場合がございますが、可能な限りの開放を推奨いたします。
路線バスエルガの換気性能を有効にご活用頂くための動画を用意いたしました。運行時の参考としてお役立て下さい。
(本動画は、一定の条件下で撮影したものでございます。走行条件、気象条件、整備状況、室内の状況等により変化いたします。)

■操作方法
・ベンチレーターファン(換気扇)のスイッチを『排気』に切り替え
・デフロスターの内外気切り替えノブを『外気導入』に切り替え

【大型観光バス:ガーラの場合】
換気性能を最大限に発揮させるためには、以下の機能を有効にお使いいただくことを推奨いたします。
・エアコンの外気導入モードをご使用下さい。
(ルーフトップ前方のエアコンから外気を取り入れ、デフロスターを併用することで、概ね5分で車内の空気が入れ替わります。)
・車内換気には窓の開放が非常に有効です。気象条件等により、制限される場合がございますが、可能な限りの開放を推奨いたします。
大型観光バスガーラの換気性能を有効にご活用頂くための動画を用意いたしました。運行時の参考としてお役立て下さい。
(本動画は、一定の条件下で撮影したものでございます。走行条件、気象条件、整備状況、室内の状況等により変化いたします。)

■操作方法
・エアコンコントロールパネルの内外気切り替えスイッチを『外気』に切り替え
・デフロスターコントロールパネルの内外気切り替えスイッチを『外気導入』に切り替え
※なお、エアコンの『自動運転モード』では車内の空気の汚れを感知すると「強制排気モード」に切り替わります。

※出典:いすゞ自動車株式会社 ホームページ

安心してご乗車いただけます。

バスには優れた換気性能が備わっているんです。
プラズマクラスター等の空気清浄機や人体に無害なオゾン発生器など、換気性能だけではなく、車内の空気を清潔に保つ装備も数多くございます。
アフターコロナの移動をより安全にできるよう、各バス会社様が一生懸命取り組んでいるのです。

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