三菱ふそうが誇る大型観光エアロエースの中古バスとは

三菱ふそうが販売している大型バスとして、エアロエースがあります。バスの中でも比較的大型の商品になっていて、多くのお客さんを載せることが出来るタイプになっています。このタイプについては路線バスというよりも、高速バスに近い形で利用されることが多くなっています。

この高速バスで使われているようなエアロエースは、どのようなバスになっているのか、性能を見ていくとその違いを知ることが出来るかもしれません。意外なところで環境を考えていること、そして多くのバスと比較しても安定した性能を持たせられることが大きなポイントです。そして乗っているお客さんの安心感を高めるために作られている部分も多数あります。

燃費のことを考えているエアロエース

バスは燃費があまり良くないとされていて、実際に高速バスでは定期的に燃料の補給をしていることがあります。より環境のことを考えて作られているのがエアロエースの特徴になっていて、燃費基準の10%以上の数字を持たせているバスになっています。燃費を向上させていることによって、移動する場所まで燃料を補給しなくても移動できるようにしています。

また環境のことを考えて、排ガスをあまり出さないようにしているタイプになっています。従来までのバスというのは、かなり排ガスが多いことでも知られていて、その近くを通行するとガスの臭いが非常に強く感じられることもあるはずです。このエアロエースには排ガスを抑制する装置が付けられていて、環境のことを考えた取り組みが行われています。

この認定基準は平成21年のものとなっていますが、10%以上の数字を達成していることによって、環境の影響を小さくして、より燃費の改善にも繋げることができています。走行できる距離も増えたことで、移動できる場所が多くなったことや、長距離の運転も行いやすくなりました。そのためエアロエースは高速バスとして使われることが多くなっているのです。

万全の安全対策

安全装備についても、エアロエースは万全の体制を整えるようにしています。安全装備が足りないとお客さんに事故が発生した時、狭い車内では突然激突して怪我をしてしまい、場合によっては死亡事故もあり得るのです。この状況を改善するために、エアロエースには特別な装備が付けられることとなりました。

使われている装備については、AMBというブレーキシステムを採用しています。元々ブレーキ自体も改良されていて、かなり止まりやすいようには作られていますが、車間距離などをしっかりと把握して、余計な距離を作らせないようにする工夫も取られています。AMBは監視システムとして使うことにより、車間距離があまりにも近づくと警告音を出します。

更に警告音が続いても車間距離が改善されない、衝突の危険性があると判断されている場合には、AMBが自動的にブレーキを作動させることによって最小限に抑えるようにしています。近年は高速バスの事故もかなり多くなっていて、運転手の体調不良などによって突然の事故もあります。これらの事故に対応できるように、監視システムがしっかり作動してブレーキが踏まれるように、そして事故が起きたとしても最小限の状態を留めるようにしています。

もちろんドライバーにも警告がわかるようにしている点がエアロエースのいいところです。実はドライバーの監視も出来るようになっていて、注意力を見ることの出来るシステムが付けられています。MDASと呼ばれる装置は、運転手が現時点でどのような運転をしているのかをチェックして、問題があるようならしっかりと警告を出して対応しています。

この警告によって、明らかにおかしいと判断して運転を切り替えることをしたり、危ないと思ったら別の運転手に交代する、更にはこのシステムがバックアップを行って、車線からはみ出さないようにするなどの対応をしてくれます。システムを導入していることによって、高速バスとしてありがちな事故を防ぐようにしており、今後も多く導入されると見られるシステムが使われています。これで事故対策はかなり行われています。

もちろん客席にもしっかりと対応を行っており、3点シートベルトを採用しています。シートベルトと言えば1点なども多く使われているのですが、より安全策を講じるために3点で固定するような方式を採用しています。ボディの頑丈なものを採用することもエアロエースのメリットですが、それでも衝撃から前に飛び出さないようにする工夫が使われています。

安全対策は他にも多数ありますが、客席には安心して乗ることの出来る設備が多く取り入れられていることを忘れてはいけません。快適設計を目指して作られている部分には、しっかりと空間を設けるようにして前に足を伸ばすことが出来るようにしています。足を伸ばすことで快適に生活が出来るようにしていることが、バスの安心感を高めてくれる要因になっています。

シートにもしっかりと改良を行って、より負担を軽減できるようにしています。従来までのシートは肩の負担が大きいとされていましたが、この負担を小さく出来るように調整されて、かなり肩が守られるようになりました。カップホルダーと網のポケットもバスには使われていますが、これらも通常通りに利用されていて快適な旅行を行える形にしています。

用途に合わせて自由なシート移動が可能

更にこのエアロエースにはバスのシートを移動できるように作られています。より話をしやすいようにする、貸切バスのような形式ではサロンのような方式を採用して、より話をしながら和やかな雰囲気を作り出しています。回転させる場合は、従業員の方がお願いされた時に対応してくれる形式になり、動かし方は比較的ラクなものを採用して、運転中でも安心して動かすことができます。

更にシートについてはパターンを多く持っていて、様々な色を採用してシートを作ることができています。赤をベースとしているものや青をベースとするもの、更には黒をベースにしているタイプがあります。かなりシンプルなものもありますが、オリエンタルなイメージを持っているタイプもありますので、お客さんの状況や旅行先などの情報を踏まえてシートの変更が出来るようにしています。

多くの設備を持っている大型バスとして、今後も三菱ふそうの主力として活躍してくれるとみられるエアロエースは、非常に快適な設備と安心感を提供してくれます。サスペンションなどにも改良が行われていて、衝撃吸収能力が非常に強くなっている他、軽量化も実現されています。更に自動でサスペンションの設定が行われて、吸収できる力を調整する設備まで付けられています。

なかなか他のバスには使われていない機能が多くなっていて、安心して乗ることの出来るバスに、事故が起きた時の対策や事故防止のための設備を増やしている点がいいところです。今後は事故の防止策も非常に多くしなければばなりませんので、いち早く取り入れているエアロエースについては安心して乗ることの出来るバスになりました。そして多くの高速バスで導入されていることで、よりお客さんへの安心感を高めているのです。

このエアロエースはラインナップが幾つか用意されていて、貸し切りように提供されているものと、高速バスで昼用に分けて提供されているものがあります。使われている場面などを想定して変更していて、色の違いによってバスの内部にあるエクステリアの変更が行われています。また空港から出る時のバスには、多くの荷物が積めるような工夫もしています。

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